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自動車整備士が持っていた方がいい資格とは?代表格を紹介

2023年04月28日

自動車整備を行うには、自動車整備士の資格が必要です。
自動車整備士の資格だけでも十分ですが、さらに資格を取得すると仕事の幅が広がります。

今回は、自動車整備士が持っていた方がいい資格について紹介します。
資格を取得すればできることも増え、さらに整備できる車の種類も増えるでしょう。

独立などを考えている方は、ぜひ整備士以外の資格取得も視野に入れてください。

自動車整備士が持っていた方がいい資格とは?代表格を紹介

自動車整備士が持っていた方がいい資格とは?

自動車整備の仕事に就く場合、必ず必要になるのが自動車整備士です。
自動車整備士には、以下のような資格区分があります。

3級自動車整備士 ガソリン・エンジン整備士など4区分の資格があり、タイヤ交換やオイル交換など基礎的な業務を行う。学歴は必要なく誰でも取得可能
2級自動車整備士 全自動車整備士の8割が取得しており、やはり4区分ある。取得していれば大抵の整備は可能
1級小型自動車整備士 全整備士の3%しか取得していない整備のスペシャリスト

自動車整備の仕事に就くならば、最低でも2級自動車整備士の資格を取得しましょう。
3級を独学で取得して一定の実務経験を得て2級の試験に合格するか、専門学校に通ったうえで2級自動車整備士の資格を取得するのが一般的です。

自動車整備士以外で持っていた方がいい資格をご紹介

自動車整備や修理には、さまざまな技術が必要です。
ここでは、自動車整備士以外に取得しておくと仕事の幅が広がる資格を紹介します。

その1:自動車検査員

自動車検査員とは、車検に対して合格を出せる資格です。
自動車整備士は自動車の整備は行えますが、車検に対して合格を出す権限はありません。
自動車整備士と自動車検査員の両方の資格を持っていれば、整備をしたうえで合格を出すことも可能です。

自動車検査員になるには、自動車検査員技能講習を受講したうえで自動車検査員認定を受ける試験を受験しなければなりません。
また、講習を受けるには、以下の条件を満たしている必要があります。

・整備士主任として1年以上実務経験を積む
・整備主任者研修の講習を受けている
・「指定工場」で勤務している

また、資格を取得していても定期的に開催される講習を受けないと車検ができません。
取得する価値がある資格ですが、維持していくのはなかなか大変です。

その2:車体整備士

車体整備士とは、文字どおり車体やフレームの点検・整備・修理などを行える資格です。
自動車整備士との違いは、エンジンなど内部の点検・整備・修理ができるかどうかです。

車体整備士は自動車の外側を主に整備するのに対し、自動車整備士はエンジンを含む車全体を整備できる資格、と考えると理解しやすいでしょう。

車体整備士は板金補修や塗装の技術なども必要とされるため、修理を主にする工場などにも需要があります。
車体整備士になるには、国土交通省が主催する「技能検定試験」か、社団法人日本自動車整備振興会連合会が主催する「登録試験」のどちらかを受験し、合格すれば取得できます。

その3:整備管理者

整備管理者とは、バスやトラックなど多くの自動車を使用して仕事を行っている会社において、事業用自動車の保守管理などを目的に選任が義務づけられている資格者です。

バス会社やトラックを使った運送業者の1営業所につき1人の選任が義務づけられています。

自動車整備士の中には、整備工場ではなく運送業者やバス会社に就職する方もいるでしょう。
整備管理者の資格を取得すれば、仕事の幅も広がります。

自動車整備士の資格を取得していれば整備管理者の資格は届出を出すだけで取得できます。
ただし、3級自動車整備士は1年間の実務経験が必要です。

なお、自動車整備士の資格を取得していない場合は、2年以上の実務経験と整備管理者選任前研修の受講が必要です。

その4:自動車電気装置整備士

自動車電気装置整備士とは、自動車の電気装置の点検・修理・改造などを行える国家資格です。
近年、自動車は電子化が進んでおり、電気装置のスペシャリストが多くの整備工場で求められています。

もともと、2級自動車整備士以上を取得している場合、自動車の電気装置を整備できます。
しかし、最新の自動車は高度な電子化が進んでいるため、改めて資格を取得する方も増えているのが現状です。

試験は、全国自動車電装品整備商工組合連合会が主催しており、2級以上の自動車整備士の資格を取得していれば、そのまま受験が可能です。

その5:塗装技能士

塗装技能士とは国家資格「技能士」の一種で、都道府県職業能力開発協会が主催しています。
「木工塗装作業」「建築塗装作業」「金属塗装作業」「噴霧塗装作業」「鋼橋塗装作業」などの分野があり、自動車塗装は金属塗装や噴霧塗装などが該当します。

取得すれば、自動車塗装に関する技術を客観的に証明できるので、自動車塗装と整備の両方を行いたい場合は取得しておくと有利です。

まとめ

「自動車整備士は年々仕事がなくなっている」
「資格を取得するメリットがあまりない」
そういわれていますが、複数の資格を取得すれば仕事の幅が広がります。

自動車に関するいろいろな仕事ができれば、転職の際も有利に働くでしょう。
自動車整備士2級以上を取得したら、いろいろな資格の受験資格も得られるので、機会があれば挑戦してください。